FXって結局なに?為替の売買で損益が生じる仕組みを解説

公開日: 2026-08-20 / 更新日: 2026-09-10 #FXとは #初心者 #基礎知識

FXは、証拠金を預けて為替の売買を行う金融商品です。 値動きによって利益にも損失にもなり、元本は保証されません。預けた証拠金を超える損失が出る場合もあります。

外貨両替とはどう違うのか

旅行用の外貨両替を思い浮かべると、買う・売るという部分は理解しやすくなります。ただし、FXでは取引金額の一部を証拠金として預けて売買するため、手元のお金の範囲で外貨を交換するだけの取引とは異なります。

金融庁はFXを、証拠金を差し入れ、二つの通貨の為替相場を予測して売買する金融商品と説明しています。金融庁「外国為替証拠金取引について」(確認日:2026年9月10日)。

値上がりと値下がりを同じ条件で計算する

買ったあとにレートが上がる場合と下がる場合を、同じ数量で比較する計算例です。仮に1米ドル=150円で100米ドルを買い、あとで売って決済する例です。現在の相場や実際の取引成績ではなく、スプレッド・スワップ・手数料等は含めません。

決済時のレート 計算 損益
1米ドル=155円 (155円−150円)×100米ドル +500円
1米ドル=145円 (145円−150円)×100米ドル −500円

買ったあとに値上がりすれば利益になり、値下がりすれば損失になります。数量を増やせば、同じ値動きでも利益と損失の両方が大きくなります。この表は決済まで保有できた場合の単純計算です。

レバレッジは利益だけを増やす仕組みではない

取引金額が証拠金の何倍かを表すのがレバレッジです。国内の個人向け店頭FXでは、取引金額の4%以上の証拠金を差し入れ、維持する必要があり、レバレッジは25倍以下です。法人や取引所FXには別の証拠金基準があります。金融庁の証拠金制度の説明

25倍は推奨倍率ではありません。同じ証拠金で取引数量を増やすと、同じ値動きに対する損失も増えます。反対に倍率が低くても、損失がなくなるわけではありません。数量と証拠金を分けた計算例で確認できます。

スプレッドとロスカットも理解しておく

スプレッドは売値と買値の差です。先ほどの表では省きましたが、実際の損益を考えるときは、この価格差やスワップ等も含めます。スプレッドは相場急変時などに広がることがあります。

ロスカットは、業者が決めた基準に達すると取引を強制的に決済する仕組みです。急激な相場変動では、ロスカットされても証拠金を超える損失が出る場合があります。金融庁のリスクとロスカットの説明

仕組みが分かることと、取引で利益を出せることは別です。会社を調べる場合も、口座開設のしやすさだけでなく、登録・費用・契約条件から確認してください。